なにか行動を起こそうと思っても「世間体が・・・」と気になってしまい、消極的になってしまったり、最終的には計画をやめてしまうことがあると思います。自分はこうしたいと思っても、周りの目を気にして行動に制限をかけてしまうことは、意外と多くあります。それでは、どんな人が世間体を気にしやすいのでしょうか?
 
 

世間体を気にしやすい人の特徴

・劣等感が強い
世間体を気にする人は、自身に強い劣等感を持っており、周りの目を気にしているようです。自分に自信がない分「普通であること」を重要視しています。こうあるべきだ、こうでなくてはいけないという世間一般に合わせることで、安心感を得ています。また、先祖や親から受け継いだ習わしを守ろうという意識から、恥をかいてはいけないと考え、世間体・体面を気にしていることもあるようです。
 
・見栄っ張り
世間体を気にするということは、「人からどう見られるか気になる」ということなので、当然、自分をよく見せたいという見栄も生まれます。例えば、結婚式を挙げるなら周りの誰にも負けないような盛大な式をと望んだり、外に出るときは良く見られるように好きでなくてもブランドのバッグを持つようにしたり。自分が他人からどう思われるかを人よりも気にすることが多く、自分の気持ちよりも、こうしたらこう思ってもらえるというのが優先されるようです。
 
周りからどう見られるのか気になるのは、人間誰しも少ないからず持っている自然な感情ですが、「いい大学に入らないと」「正社員にならないと」など、周囲と比べてどう見えるかを、自分のやりたいこと、自分のありたい姿に置き換えてしまう場合が多いでしょう。
 
 

世間体を気にすることによって起こること

世間体を気にする生活が続くと、世間の動向を気にし、それに合わせて生活することで常に不安が付きまといます。体裁や見栄のため、「これを持っておかないと恥ずかしい」などの理由で、生活の中で不要なものを買ってしまったり、所持品が増えがちです。もちろん、それを手に入れるためにはお金が必要なため、無駄遣いとなってしまいます。本人としては「必要なもの」のため、不要と気づくことは困難でしょう。
他人や世間にフォーカスしているため、自分の本来あるべき暮らしや人生観を見失ってしまうことにつながりかねません。世間を気にしても、ご近所さんからの評判が上がるだけです。
 
 

まとめ

世間体を気にすることは、良く言えば、周りに合わせることができるということです。しかし、「自分は自分」です。周りと違うことが「普通」なのですから、自己主張することで世間に縛られないようにしていきましょう。そして、周りと合わせた方がいい場合は「協調性」を持って過ごせばいいのです。まずは、自分の気持ちを大事に生きていきたいですね。