近年、共働き家庭が増えてきています。結婚して専業主婦になる家庭が多かった昭和時代と比べ、現代は共働きでないと生活が厳しくなってきている点も要因の一つですが、女性の力が社会から期待されているこの時代、結婚・出産・育児等でキャリアを途絶えさせないような価値観が浸透してきていることも大いにあります。そこで今回は、仕事と家庭を両立させることを目標としたそれぞれの悩み事・不安などを調べてみました。
 
 

共働きのメリットとは?

分かりやすいものとしては「収入が増える」ということが挙げられます。世帯収入を増やすことが出来れば、食費や娯楽費、教育費などに使えるお金が単純に増えるため、生活の質を上げられる可能性があります。また、貯蓄を続けておけば、老後の生活にも余裕が生まれます。突然の病気や失職でも、一方の収入があるため、それぞれの家庭の支出状況によりますが、ある程度の期間は生活できますね。
また、結婚後も社会との接点を持ち仕事を通じて社会的に評価されれば精神的な充足感が得られますので、家庭内だけで鬱屈とした状況に陥りづらいということも期待できます。
 
 

共働きを選ぶ際の心得

・子供と仕事でストレスが倍増
・とにかく時間がない
・家事・子育ての分担

 
子どもが成人するまでの経済的な負担を考えると、共働きで家計を安定させたいと考える夫婦は多いと思います。ただ、理想通りに働けているかと聞かれると、そうではない家庭は少なくないのではないでしょうか。大事な仕事がある日、子供が突然発熱して早退しなければならなかったり、時短勤務に理解がない職場の雰囲気、ママ友やご近所さんとの関係など、仕事上やそれ以外でも考えることは沢山あります。仕事が終われば幼稚園や保育園の送迎。子供がいなくても、「今日の晩御飯はどっちが作る?」そんな細かい分担などもストレスになりがちです。
 
解決のためには、まずはきっちりと分担することが先決です。
「余裕のある方が担当する」「疲れている時は手伝う」そのような思いやりは必要ですが、このように曖昧な分担になっていると負担が偏りやすく、どちらかがストレスを抱えがちです。休日や、2人の時間が合うタイミングで、きっちりと分担を決めましょう。
 
 

まとめ

ワーキングママが働きやすくなっていく一方で、男性の育休や、家庭の急用やトラブルでも男性側が休日をとりにくくなっているのも現実。仕事と家庭を両立したいのは女性だけではありません。家庭環境が充実すれば仕事も頑張れる、そんな人は男女隔てなく沢山いるのではないでしょうか。皆さんの会社では、どのようなサポートが受けられますか?どんな気遣いが必要なのか、これをきっかけに考えてみてくださいね。