いまだ根強く残る、「女性の仕事」の風習
これは、小さく見えていても、現代では大きな問題となっています。女だから、男だからと都合よく性差別する風習が未だに残っており、女性・男性の目から見ても当たり前のことという認識で「これはおかしい」と気付かない方も多いかもしれません。よく考えてみたら、あれもこれも、理由にするにはおかしなことかもしれません。いくつかまとめてみましたので、一緒に考えていきましょう。
 
 

ジェンダーハラスメント

性別に関する固定観念や差別意識に基づく言動のことです。
男性から女性に対する行為だけでなく、同性間や性的思考・政治人が異なるものとの間で起こる場合も。「女のくせに」「女らしくしろ」、男性に対しても同じで、「男のくせに」「男らしくしろ」という発言はジェンダーハラスメントに該当します。
 
 

職場で起こるジェンダーハラスメント

・お茶汲み
来客があるとほとんどの場合、お客様へお茶を出しますよね。オフィスワーカーは、入社してからまず給湯室の説明や、お茶汲みについて教わることがあると思います。この時点で「お茶汲みを教わらなかった」という方のほとんどは男性ではないでしょうか。皆さんの会社では、来客時にお茶を出すのは毎回女性ではありませんか?見落としがちですが、これもジェンダーハラスメントに当たります。
 
・女性に入れてもらったお茶の方が美味しい
・お茶汲みという仕事を与えてやっている

 
お茶汲みするために会社に入ったわけでも、規則に書いてあるわけでもなく”女性であるから”という理由、納得して実行している人がどれくらいいるでしょうか。
「私は女性だからお茶汲みしなければ」「私は男だからお茶汲みをしなくてもいい」と暗黙の了解になっていませんか?すべての社員がそれぞれの業務を行っているため、手の空いた人がやる、それでよいのではないでしょうか。
 
・背格好について
性別にかかわらず、それぞれ違う個体として育ってきたため、差があるのは当たり前のことです。しかし「女性なのに背が高い」や「男なのに弱い」、男性だからと重い物を持たされたり、女性だから化粧をしなければならない、これもジェンダーハラスメントです。
 
・男の責任者を出せ
近年、女性管理職を育成する動きや働き方改革もあり女性が活躍する現場も多くあります。しかし、クレームの対応等で責任者を呼ぶ必要があった際に女性が出ていくと「女(男)では話にならない」と強い口調で男性職員を求めた事例があることを、いくつか見聞きしました。男女での考え方の違いは、育ってきた環境や体の造り等により差があることは理解できますが、ただ女性(男性)であるだけで話をすることができないというのは、明らかな性差別とわかります。
 
 

まとめ

いかがでしたでしょうか。最近では「パタニティハラスメント」と呼ばれますが、男性が育休を取得することで出世に不利な状況がもたらされることなど、「女性はいいのに男性はダメなのか」といった問題もありますね。そのように、目にする機会が増えたという事は、「これはおかしい」と声を上げたことに、沢山の人が賛同したことによるものです。SNSの普及と共に、新しい価値観が共有しやすくなり、視野が広がったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。自分も無意識にやっていることがないか、客観的に考えてみるきっかけになればいいですね。