ビジネスシーンではよく使用される「恐れ入ります」という言葉。対面やメール、電話でも幅広く使われていますが、似たような言葉や同じ意味の言葉があるのはご存知ですか?今回は、正しい意味とその使い分けについて調べてみました。
 
 

「恐れ入ります」とは?

  1. 相手の好意などに対して、有難いと思う。委縮する。
  2. 相手に失礼したり、迷惑を掛けたりしたことに対して、申し訳なく思う。

「恐縮です」とほぼ同義の言葉であり、「すみません」や「申し訳ありません」とも類似しています。「恐れ入ります」は話し言葉丁寧でやんわりとした印象を相手に与えるため、電話応対や来客応対など、様々なビジネスシーンで使えるのがポイントです。しかし、非常に硬い場面・文面にはふさわしくありませんので、かわりに「恐縮です」を使用する方がベター。
 
便利な反面、臨機応変に言葉を選ばないと誤解を生んでしまう恐れがありますので、状況によっては、「申し訳ございません」や「ありがとうございます」など、相手に分かりやすい言葉で伝えた方が良い場合も。
 
 

シーン別・恐れ入り方

  1. 相手に何かを頼む場合
  2. 例)お忙しい時間におそれいりますが~していただいてもよろしいでしょうか。
    この場合は、クッション言葉として使用します。相手に時間を割いてもらうことに対して、お詫びの気持ちが込められていますね。また、「恐れ入りますが」の前に「お忙しい時間に」をプラスするだけで、より丁寧に気持ちを伝えることができるのでおすすめです。
     

  3. 相手に何かを訪ねる
  4. 例)恐れ入りますが〇〇様はいらっしゃいますか
    「すみませんが」に言い換えることも出来ますが、これだとビジネスシーンではカジュアルな印象を与えることがあるため、注意しましょう。
     

  5. 感謝やお詫びの気持ちを伝える
  6. 例)この度は、遠方からはるばるお越しいただき誠に恐れ入ります
    相手からして頂いたことに対する感謝の言葉として用いられる際は「あなたにはかないません」という気持ちが根底に込められています。意味は同じですが、「痛み入ります」の方が感謝の度合いは強いと言えます。

 

「お手数をおかけします」との違いって?

感謝とお詫びを伝える「恐れ入ります」の言い換え表現として、「お手数をお掛けします」があります。これは「時間と労力を取らせてしまうかもしれない」というお詫びの気持ちを含むと同時に、相手への感謝も込められています。
 
 

まとめ

恐れ入ります、恐れ入りますが等、言い回しや意味をいくつか持つ便利な言葉は、まずはどのようなニュアンスがあるのか正しく理解しておくことが大切です。本来の意味を知り、臨機応変に使い分けることで、誤解を生むことなく気持ちが伝わるように気を付けましょう。