社内アンケートとは、その名の通り社内で行われる、従業員を対象として実施されるアンケートです。働き方改革により、職場環境の改善に力を入れる企業が増えてきた昨今、従業員満足度や職場環境の現状を把握し、意見を汲み取るには、社内アンケートが最適です。本音で回答してもらうためには、どのようにしたらいいのでしょうか?今回は、従業員アンケートについて調べてみました。
 
 

「従業員満足度(ES)」とは?

従業員満足度(Employee Satisfaction 通称ES)とは、その名の通り従業員の職場での満足度を表した指標です。仕事内容や待遇、労働環境に対して従業員がどの程度満足しているか、あるいはしていないかを見極めるために用いられる指標です。
 
従業員満足度の概念は、1920年代に米国の管理学者ロバート・ホポックが最初に提唱したとされています。以降、従業員の満足度を高めることが企業の生産性や業績にどのような影響を与えるのかについて研究が進められ、現在も円滑な経営・組織マネジメントに欠かせない指標として関心を集め続けています。
 
 

ESが高い・低いの違いって?

従業員満足度の高い企業は、やらされ感やイヤイヤ感を持っておらず、メンバーが前向きに仕事に取り組めるため、生産性の向上が望めます。企業へのロイヤルティ(愛着・信頼)が高まるため、優秀な人材の定着や成長に期待ができます。
 
逆にESが低い場合は、所属企業への積極的な貢献が見込めず、必要な仕事だけを黙々とこなすため、優秀な人材にもかかわらずわざわざ新しいアイデアを生み出すこともなく生産性が低下することが考えられます。また、不満退職が増えたり、退職する人数自体が増える可能性が高まります。
 
 

社内アンケートの作り方

・匿名か記名かを決める
・回答者の人事評価に影響しないことを約束する
・回答を改善へ生かしていくことを約束する
・WEBアンケートがおすすめ
・定期的に行う
・第三者(人事部等)によって開示を行う

 
従業員満足度調査の多くは匿名で行われます。個人が特定されないため、本音の回答が得られやすいからです。また、この回答が回答者の人事評価等に影響しないという事や、回答を閲覧できるのが限られた人員のみということを予めアナウンスしておきましょう。また、この回答により労働環境の改善が行われることを前提として実施しましょう。社内アンケートは、「実施→開示→改善」を繰り返すことで、「声を挙げれば改善を模索してくれる会社」という認識に繋がり、その根拠となります。
人数が少なければ筆跡で特定されやすいことや、数が増えることによる集計の手間や手作業によるミスを回避するためにも、WEBアンケートをおすすめします。ネガティブな意見が出ると、犯人捜しをしてしまう場合があります。従業員は、それを恐れて本音を出せないことがありますので個人を特定させない工夫や、中間評価を作らず、曖昧な回答を生まないような工夫が必要となります。
 
 

まとめ

社内アンケートは、社長、もしくは上長評価に直結するものです。まずは上司が変化する意思を見せることが大切です。気付けなかった問題点を把握することを目的としていますので、アンケート回答を「和を乱す」ものではなく「チャンス」と捉えて、真剣に向き合っていきましょう。